コンサートチラシ の枚数は多ければ多いほど良いのか問題

コンサートチラシのデザインは
安い印刷で大量にまく方がいいのか?
クオリティの高いデザインで少量配る方がいいのか?
チラシのご依頼を受けるにあたり、
よく質問されることです。
私はいつも、
「中身をしっかりとデザインすることを前提に、
コストパフォーマンスの高い印刷物を作るべきだ」
と回答しています。
「集客できればデザインは悪くてもいい」という考え方は
 コンサートのデザインの上では成立しません。
コンサートは夢や現実から離れた空間を提供するべきですし、
お客様もそれを求めています。
ほとんどのお客様はチラシを手にすることでコンサートの存在を
知り、その後感情を動かされることで「このコンサートに行きたい!」となるわけなので、
まずは感情を動かすことができるレベルにデザインのクオリティを高める必要があるのです。
また、最近はインターネット上で注文できる印刷会社が数多くあり、価格競争がものすごく激しいので、
安く印刷しようと思えば、かなり安く印刷物が作れるのですが、
やはり「安かろう悪かろう」の世界であることは間違いありません。
「素人は印刷物の善し悪しの区別なんかできないよ」と思っておられる方も多いのですが、そこは人間の目をあなどってはいけません。
きちんとお金をかけて作られた印刷物にあなたの安い印刷物を置けば一目瞭然。。。
例えば、20,000枚配れば20,000人に確実に見てもらえるということではありません。
まずはいい意味で「おっ!」と目に留めてもらうようなデザインを制作する必要があります。

デザインによる反響率の違い

チラシの反響率は0.01%〜0.1%の世界のお話しです。
10000枚配って10人に終わるのか、100人集まるのか、、、
本当に微妙な印象の違いが0.01パーセントを左右します。
たかが0.01%と思われるかもしれませんが、
10000枚であれば10人、20000枚であれば20人
集客に違いが現れます。
5000円のチケットを売るためのチラシであれば
トータルで5万円、10万円の売上の違いが現れるということになります。
お客様に与えるイメージと集客のバランスを考えて
数万円の初期投資をしてでも、
きっちりとデザインが作れる会社にデザインを発注されることを
おススメします。

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